タナトファビア(死恐怖症)

死についての恐怖は多分万人に共通だろうけれども(だから殺人やらゾンビやらがウケる)、それをどう克服したらよいのかまで考えると何もわからない。

子どもの時から死ぬのは怖かった、暗い中で身動きがとれない感じが死ぬことにつながるかと思った。だから一時期眠るのが怖くて、ずっと朝方まで眠れなくて、中学生だったから朝起きなくてはいけないのに、ずっと授業は上の空で。しんどかったわー。

50過ぎてもまだ眠るのは怖い。目が覚めた時に真っ暗だとすっげ不安。けれどもこの年まで生きてると、そんなのは贅沢だから口に出していいものか?って。特に大震災以降はそう。若くて可能性ある人がひどい状況でなくなるってことが信じられないくらいたくさんあったから。

けど、それはそれ。私は私のやり方で自分の人生をやっていくしかない。それには怖がってるのは時間の無駄で、残りを消費すること。なのに怖がりで、人が怖い。それを受け入れて、死ぬまでになんとかしたいもんです。残りが少ないのに!

次に書く北斎タイムトリップもの、北斎はもう死んでいるので(笑)、問いかけるつもりで書きたい。